英語学習において単語は切っても切れない関係ですね。
「ほんっとに単語覚えるの苦手で…」
「単語を覚えてもすぐに忘れてしまう」
そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
今回の記事ではTOEIC満点英語コーチが英単語の効率的な覚え方をお伝えします。
英単語を覚える際のポイントをお伝えします!
単語は思い出すことを重視
英単語、みなさんは一度見ただけで覚えられますか?
相当インパクトのある単語や自分に関係のある言葉でないと難しいですよね。
「簡単に覚えられるよ!」という方はすでに覚え方を確立されているのかもしれません。
基本的に生活するうえで必要ない情報は脳が記憶してくれません。寝ている間に情報は整理されていきますが、必要な情報だけ残っていきます。
そこで!お伝えしたい覚えるコツは何度も「思い出す」作業をすることです。
何度も思い出すことを繰り返していると脳が「これって必要な情報なのかも?」と勘違いして、記憶に留めてくれます。
忘れることは当たり前。
忘れて当たり前の中、定着するために何度も復習をする(思い出す)ことで忘れる速度を遅くすることができます。
英単語の記憶が苦手な方は1回で覚えようとせずに見る回数自体を増やしてみましょう。
徐々に長期記憶へ変わっていきます。
時間は夜と朝に行おう
覚える時間は夜と朝がおすすめです。
記憶は寝ている間に整理されます。効率的に定着させるためにも、夜の時間を使って単語を暗記し、朝、遅くとも午前中には前日分を再度確認してみてください
夜→単語を覚える
朝→前日夜の復習
夜の何時に単語暗記、朝の何時に復習、と具体的な時間を決めておくことでルーティーン化しやすくなりますよ!
単語の覚え方
それでは具体的な単語の覚え方をお伝えします!
単語を覚える際のポイント
- 1日50~100単語(単語帳を何周も回すため)
- 単語は発音して覚える
- 夜に覚える・朝に前日分復習
1日分の範囲は50~100語です。5分割にして10~20語の1セット×5回(=5セット)に分けます。
1セット(10~20語)を覚えます。1周目は単語を発音しながら意味を確認。
書かずに発音して覚えましょう。書くことも悪いことではないのですが、単純に時間がかかります。何度も発音して「意味を思い出す」ことが定着には必要です。
意味をシートで隠し「英語発音➡意味想起(意味を思い出す)➡シートをずらして意味確認」。
意味が0.5秒で思い出せたら次の単語へ。意味が思い出せなかったら、間違えた単語の意味を確認後、そのセットの一番最初に戻ります。
不正解➡一番初めの単語に戻る
0.5秒で意味が思い出せなかったらシートをずらして意味を確認し、ページの一番初めに戻りましょう。
セットの最後まで通すことが出来たら①~③の手順をセットの最後の単語から行います。
ステップ2~4を5セット繰り返していきましょう。
1日50~100単語を30分で回せることを目標にしてください。
寝ている間に記憶は整理されます。次の日朝、前日分を見返して定着を図ります。
・忘れることは当たり前。
心理学者のエビングハウスの実験では翌日に記憶の7割は忘れてしまうとも言われています(エビングハウスの忘却曲線)。復習をして「思い出す」ことで定着を図りましょう。
・単語を見聞きした時に「意味が分かる状態にする」ことが初めは重要です(受容知識 receptive knowledge)。その後の繰り返しでアウトプットに使える産出知識(productive knowledge)に変わっていきます。
おわりに
「初めは1日50~100単語を見るって大変じゃない?」と感じるかもしれませんが、慣れれば1日30分で取り組めます。
苦手な単語暗記も毎日の学習で克服できますよ。ボキャブラリーを増やして英語力上達を目指しましょう!