GAFAという呼称を聞いたことがあるでしょうか。
GAFAは「ガーファ」と読み、影響力のあるIT企業を総称する呼び方。グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルのことを指します。
ただこの言葉、日本のニュースではよく見かけるものの、海外のニュースではほとんど見かけることがありません。
「それじゃあなんと呼ぶの?」ということで、今回は実際にGAFAよりも使う頻度が高い呼び方をご紹介します!
GAFAよりも多いのは…?
それではGAFAよりも多く使われる呼称は何でしょうか?
ニュースで目にするのはFAANGが多く使われています。GAFAはニュース記事で見ることがありません。
FAANGの発音は/fæŋ/。カタカナにすると「ファング」。語尾は /ŋ/の音なので実際には「グ」という音は発音されません。
それぞれの頭文字が指すものは…?
F = Facebook(フェイスブック)(今はMetaという社名に変わっています)
A = Amazon(アマゾン)
A = Apple(アップル)
N=Netflix(ネットフリックス)
G = Google(グーグル)(親会社はAlphabet。意外に知られていないですよね。)
FAANGのような頭文字を取った頭字語だけでなく、Big Tech「ビッグテック」, Tech Giants「テックジャイアンツ」という呼称も良く使われます(寧ろ頭字語よりもこちらの方が使われる)。
個人的によく見る日系アメリカ人Youtuber、MayukoさんもFAANGを使っていました。
こちらもお気に入りのYoutuber、Jomaさん。Appleを抜かしたFANGを使っています。
海外ニュースサイトでGAFAとFAANGを検索してみた
GAFAとFAANG
日本の新聞、ニュースでよく見聞きするGAFAは本当に使われていないのでしょうか?
ニュースサイトで比較すると分かりやすく数字で結果が表れるため、今回はCNNニュースで検索をしてみました。
ご覧の通り如実に違いが表れていますね。BBC, CBC等も調べましたが、結果は変わらず、ヒット数に大きく違いがありました。
ニュースサイトによっては”GAFA”の検索結果が0件というサイトも…!
他の呼び方の結果は…?
主要IT企業はご紹介したFAANG以外にも、FANG、FAANG、FANNG、FAAMG、FAAA等、と多くの種類があります。日本のIT関連のサイトにまとめられていることが多いですが、実際に使われている言葉かは不明瞭です。
いくつか調べたところ下記のような結果になりました。
ということで、IT企業をまとめて呼ぶ呼び方が多数あるものの、中々使われることはないようです。
呼び名は変わりやすい
他にもMicrosoftが加わったパターン(FANGAM)やGoogleは親会社のAlphabetから頭文字を取りAを使うべきだ、という声もあります。Facebookも社名を変更し、今はMetaという会社ですし、一定の呼び方には統一されていないことも実情。
「2022年になぜFAANGの呼び方を辞めるべきか」”Why We Should Retire the Term ‘FAANG’ for 2022″という記事も出てきました。
いづれにせよ知識として知っておくと見聞きした際に役立ちますので、覚えておくとよいでしょう。実際に使う際には伝わりやすさを重視し Big Tech「ビッグテック」, Tech Giants「テックジャイアンツ」を使うことがおすすめです。