【発音が聞き返される方必見】伝わる英語の秘密は“シラブル”にあり!日本人が見落としがちな発音のコツ

伝わる英語の秘密は“シラブル”にあり!日本人が見落としがちな発音のコツ | 発音が聞き返される方必見
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こんにちは!KOKO ENGLISH 英語コーチのだいちです。

本日は伝わる英語にするための秘訣、シラブル”についてお伝えしていきます。

シラブル?聞いたことがないな

シラブル(Syllable)という言葉自体なかなか馴染みがないものかもしれませんが、これを意識することで「英語が伝わりにくい」「聞き返されることが多く上達したい」といった悩みは大きく改善されるはずです。

ということで、今回はシラブルとは何か、間違えやすいパターン、練習方法等々、シラブル特集でお送りして参ります!

目次

シラブルについて

そもそもシラブルとは何?

そもそもシラブルって何ぞや!ということでシラブルの意味から見ていきましょう。

シラブルとは音節のこと。英語の音の最小単位で、母音を中心にした区切りのこと

例:

cat → 1シラブル(cat)

apple → 2シラブル(ap-ple)

banana → 3シラブル(ba-na-na)

日本語の癖が英語に転移している方だと、大抵シラブル数が多く発音されています。

分かりやすい例で言うと、appleであれば2シラブルの単語ですが、「あっ・ぷ・る」と3シラブルで発音してしまいます。

ラブル数簡易チェック

下記フレーズを意識せずに発音、録音してみてください。

シラブル数の正解は最後の練習時に…!

普段通りの発音で録音することで、比較した際に癖が把握できますよ。

シラブル数チェック用フレーズ

・I approve your plan.

・This is a big problem.

・The construction will finish next year.

・Go straight to the park

・She runs her own business.

・I’ll call my friend to help us.

なぜ正しいシラブル数で発音することが重要?3つのメリット

なぜ正しいシラブル数で発音することが重要なのか?

正しいシラブル数で発音するメリットを3つ紹介します。

① 相手に英語が伝わりやすくなる

1つ目のメリット。シラブル数があっていると意味が明瞭に伝わりやすくなります

逆にシラブルが増えた発音は相手に伝わりにくい。日本語でシラブル数が増えた場合どうなるか見てみましょう。

日本語でシラブルが増えると…

①こんにちは、わたしはココイングリッシュでべんきょうしています。

②ここんにちちはあ、わわたしいはこここういんぐるりっしゅでべべんきょうんしてていますう。

「英語は速く聞こえるから速く発音しなきゃ」と思っていると、後者②のように音の数が多いままの発音を速く発音しているように聞こえるわけです。

音数が増えた上に、早口になるため何を話しているのか伝わらなくなってしまいます。

英語の例文でも見てみましょう。

英語例文でシラブルの差を確認

例文:The city will approve the construction of a new bridge.

①通常の英語

/thuh SI dee wi luh PROOV thuh kn STRUK shn uh vuh NYOO BRIJ/

②シラブルが増えた発音→文章が長くなる&ストレス位置が間違ってしまう

/thuh SHI tee wi ru uh pu ROO vu thuh kon su to RAK oh vu uh NYOO BU ri jji/

③シラブル増&日本語英語が強い場合→日本語発音が強い場合、全てに強勢(ストレス)が置かれているように聞こえる(意味が伝わらない)

/THUH SHI TEE WI RU UH PU ROO VU THUH KON SU TO RAK OH VU UH NYOO BU RI JJI/ 

①②③を比べた際に①番の音が一番短いですよね。

それだけ音としてすっきり聞こえますし、正しく意味が伝わるのです。

②の発音であれば音数は多いものの伝わる可能性はありますが、③のように日本語発音が強くなってしまうと基本的に文章としての意味は伝わらないでしょう(伝わっている場合は雰囲気だけ)。

シラブルの一致した発音は聞きやすい。シラブルが増えると相手にとって非常に聞きづらい発音に。日本語発音が強いパターンは聞き取ってもらえないことが殆どとなる。

② 正しいストレス位置で発音できる

2つ目のメリットはストレス位置を正しい場所に置けるようになることです。これにより発音しやすさ、聞きやすさが向上。

例えばconstructionで見ると、通常/kn STRUK shun/の/STRUK/にストレスを置きます。

しかしシラブル数が間違っていると/kon su to RUH ku shon/と本来の音とは別の音/RUH/にストレスを置いてしまうわけです。

③ 英語のリズムを習得し4技能向上

3つ目のメリットは英語のリズムを習得できるため、4技能が総合的に向上することです。

リーディングは英語のリズムで読めるため速度向上

リスニングは「自分の認知している音」と「実際の英語の発音」とのズレがなくなりリスニング力向上

スピーキングでは相手に伝わりやすいことはもちろん、ストレス位置が正確になり自然なリズムで話せるように

ライティングは英語の音を熟知することで運用スキルが上がるため結果的にライティングにも良い影響をもたらす

英語の発音上達について

英語の発音というと、RとLの違いやsとshの音の違い等、細かい音に目が行きがちになるが、私はシラブルを学ぶメリットの大きさから「シラブルへの意識」が発音上達においては最も重要だと考えている。

シラブル数を間違えやすい典型パターン3選

日本人の癖が転移するとシラブル数を間違いやすくなるのですが、そんなシラブル数を間違えやすい典型的なパターンを3つ紹介します。

当てはまる方も多いのではないでしょうか。ぜひ注意してみてください。

パターン① 子音が連続する時に母音を足してしまう

一つ目は子音が連続する時(子音クラスター)、母音を増やして発音してしまうパターン。

・Spring /SPRING/ 1シラブル ⇒ /su pu ri nn gu/ 5シラブル

・Construction /kn STRUK shun/ 3シラブル ⇒ /kon su to ra ku shon/ 6シラブル

・Problem /PRAH blum/ 2シラブル ⇒ /pu ro bu re mu/ 5シラブル

後者だと明らかに音が増えていますね!

パターン② カタカナで定着している語をそのまま発音

2つ目は日本語でカタカナとして定着している単語をそのまま発音してしまうパターン。

・Club /KLUB/ 1シラブル ⇒ /ku rah bu/ 3シラブル

・Business /BIZ nus/ 2シラブル⇒ /bi ji ne su/ 4シラブル

・Vegetable /VEJ tuh bul/ 3シラブル ⇒ /ve ji ta bu ru/ 5シラブル

パターン③ 語尾に母音を足してしまう、子音を伸ばす

3つ目は日本語の癖で語尾に母音を付け加えてしまうパターン。

・Cap /kyap/ 1シラブル ⇒ /kya ppu/ 2シラブル

・Dog /dahg/ 1シラブル ⇒ /do ggu/ 2シラブル

・Desk /desk/ 1シラブル ⇒ /de su ku/ 3シラブル

単語&例文で特訓!シラブル数の正解はこちら

最後にはじめに録音したフレーズを使って、練習していきます。

特訓手順に沿っての練習で効果アップ!

シラブル数通りに発音できるでしょうか?

特訓手順:

① 単語がシラブル数通り発音できるか確認(手拍子を使うのも良し!)

② 単語にストレス(強勢)を置いてゆったりと発音

③ 例文発音⇒例文でも同じシラブル数で発音できるように意識。

④ 例文発音を10回行ったら、文章を見ずに発音。

⇒意識的に行う練習を続けると、段々と無意識でも正しい発音が出来るようになる。数十回-数百回繰り返そう。

英語例文練習

・I approve your plan.

5シラブル /ai uh PROO vyur PLAN/

・This is a big problem.

5シラブル /thi si zuh BIG PRAH blum/

・The construction will finish next year.

9シラブル /thuh kun STRUK shun wil FI nush NEX TYIR/

・Go straight to the park

5シラブル /gou STREI tu thuh PARK/

・She runs her own business.

5シラブル /shi RUN zer oun BIZ nus/

・I’ll call my friend to help us.

7シラブル /ail KAHL muh FREN tu HEL pus/

おわりに

シラブルの重要性が伝わったでしょうか?

途中でも記載しましたが、私は伝わる発音のためにはこのシラブルが一番大切だと考えています。

SやSH, RやLの発音に気が取られがちになりますが、まずはシラブルを意識することで聞き返されない伝わる発音を目指しましょう。

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