タイトルから分かる通り、今回は心構えのはなしです。
英語を使うために日々の学習はもちろん大切ですが、個人的には気持ちも大切だと思っています。
英会話を始めました!
まだ初心者で不安なことが多くて…
そんな方が頭の片隅に入れておくとちょっぴり楽になる心構えについてお伝えします。
頭の片隅に入れてほしい5つの心構え
早速ではありますが、英語講師として頭の片隅に入れて頂きたい心構えについて、5つお伝えしていきます!
リストをご覧ください。ひとつずつ細かくみていきましょう。
- 作戦は「ガンガンいこうぜ」
- 落ち込むな!メッセージは冷たいわけじゃない
- 間違いは当たり前
- 英語は武器じゃない
- 上達に時間はかかるもの
作戦は「ガンガンいこうぜ」
基本的に英語は主張をすることでコミュニケーションを図る言語です。
ですので「主張をしない=コミュニケーションのやる気がない」とも取られかねません。
英語まだまだ分からないしなぁ、不安や…
そう思う時もありますよね。
ぐっとこらえ、分からくとも自分の意思を伝えよう(=主張しよう)ということで、話が進みやすくなりますよ。
出川イングリッシュがまさに良い例ですね。相手側が聞く姿勢になっていることは流石だな、といつも思います!(それにむちゃくちゃ面白い)。
気持ちで怖気づいてしまうとそれに合わせて声も小さくなってしまいます。
発音は伝わる発音なのに声が小さくなってしまい聞き返される、というパターンの方も多くみてきました。
私も何度も経験しています。
そうなると「僕/私の発音通じないなぁ」と落ち込みに繋がることも。
ぜひぜひ英語力自体に自身がないときも「伝えたいことをとにかく伝えるんだ」という気持ちでいてほしいです。
分からないときにも黙っているのではなく「分からない」という意思表示(=主張)をしましょう。
作戦は常に「ガンガンいこうぜ」。
落ち込むな!メッセージは冷たいわけじゃない
海外の知り合い、友人が増えてくると、同時にラインやメール等でのメッセージの機会も増えるはずです。
その時に気づくかもしれません。
あれ、ビックリマークも絵文字もない…怒っているのかな?
ラインに慣れていると絵文字スタンプ等多いですが、何もなくシンプル過ぎて感情が読み取れない、という事があるでしょう。
結論は怒っていません(もちろんイライラしている時がないとは言えません)。
英語ネイティブは日本人と比べると圧倒的にビックリマークも絵文字も頻度が少ないです。
簡素に見えてしまうかもしれませんね。
ですので、日本語のメッセージの気持ちで「!!!」「絵文字絵文字」と多用していると「どうした?」と思われることも少なくないでしょう。
決して冷たいわけじゃないですよ。
間違いは当たり前
正直語学に関してはいつになっても間違いをして当たり前、だと思っています。
いや、当たり前です。
私は英語を教える講師ですが、会話中も英作文でも文法のミスが普通にあります。
もちろん上達のため直そうと努力はしていますが、完璧はやはり難しいですし、無理だと思います。
考えてみると日本語でも完璧な文法で話す方って非常に少ないですよね。
「すごい」なんて良い例で、「すごい美味しい」は文法的には間違いで「すごく美味しい」が正しいですが、気にしないで使っている方は多いです。
英語ネイティブも完璧な文法ではなく崩した表現は多いです。
- She don’t ~ → 文法的にはShe doesn’t ~
- You was ~ → 文法的にはYou were ~
- If I was ~ → 文法的にはIf I were ~
文法的に誤りでも、日常会話でも聞きますし、有名な曲の歌詞でもこういう使い方はされています。
崩した使い方はカジュアルな響きがするのですね。
このYoutubeを見てください。ネイティブスピーカーのJoeyが英語の授業(ESL)に潜入した時の話です。
仮定法の問題で”If I was~”と答えて、先生に「間違いよ」と指摘されています(2:36~)。
「文法が間違っている=”文法が”間違っている」であって「ネイティブが間違っている」「文章が間違っている」訳ではないこともあります。
言語は生き物ともいわれます。完璧主義になりすぎないようにしましょう。
頭の片隅に入れておくとちょっぴり楽になりますよ。
もちろん正しい文法を知っているに越したことはありません。
「あ、文法要らないんだ」と勉強をしないままいると、後々理解力や英語力の伸びに大きな影響が出てきます。
ですので、文法が要らない訳ではなく、文法を学び、知っていくうえでミスをしてもそこまで気にしない、という姿勢が大切ですよ。
英語は人を気づつける武器じゃない
英語学習者の中で残念なことに
「あいつの英語は下手だ」
「〇〇点も持っていないのに英会話?」
と卑下する方たちがたまにいます。
講師としても一人の人間としても悲しい気持ちになりますし、影で言われてる話を聞くと落ち込みます。
言語は人と繋がったり、本を読んで他の世界を体感したり、コミュニケーションのためのツールです。
せっかく学ぶなら謙虚な気持ちをもちつつ楽しくびましょう。
英語力という観点からみると必ず、上には上がいます。
馬鹿にすると必ず馬鹿にされますよ。
上達に時間はかかるもの
上達のコツはありますが、コツコツとした継続がいづれにせよ必要です。
いつも思うことは「英語は山登りと一緒」です。
辛くとも長い道のり、しかし登り切ればとてつもない達成感。それでもまだ高い山がある。
初めは「山頂ってあんなに遠いのかぁ」「むしろ山頂見えなくない?」という事がありますが、歩けば着実に近づきます。
誰でも初めは初心者。
一歩一歩進んで振り返ると、いつの間にか「お、スタート地点があんなに遠くにある」と感じてきますよ。
「千里の道も一歩から」
「急いては事を仕損じる」
毎日の単語や音読、英会話等を行って一歩一歩進んでいってください。
おわりに
ひとつでも片隅に置きたい考えはあったでしょうか。
英語学習自体だけでなく、マインドも大事だよ、という内容でした。ぜひご参考ください。Keep it up!