こんにちは!KOKO ENGLISH英語講師のだいちです。
ワーホリでニュージーランドに滞在中の身ですが、機会があり治験を受けてきました。
前回の治験準備編に続き、今回は実際の滞在での様子についてお伝えしていきます。
「治験を受けようか迷っている」「海外での治験ってどんな感じ?」
という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
3泊4日の滞在で、実際に出された食事や治験で行ったこと、持っていくと良いもの等々について触れていきますよ…!
こちらの記事は治験を推奨するものではありません。あくまでもわたし自身の体験談ですので参考程度まで。希望する方はリスクを理解した上で申し込みましょう。
1日目(治験初日)
1日目、少々緊張しながらウーバー(タクシー)で自宅から治験場所まで移動。
どうなるか…ドキドキ…
交通費が支給されるため、ウーバー移動も気になりません。
治験場所には事前検査で訪れていたため「よし入ろか~」と何気なく入ったものの、どことなく大きい会社の支店のような雰囲気です(上記写真)。
初日に行った検査
到着すると簡単なチェックインを済ませて、検査から始まります。
到着後行った検査はこちら
- コロナテスト(RAT、Rapid antigen tests)
- 心電図検査(ECG、Electrocardiogram)
- 身体測定
- 尿検査
- 血液検査
- バイタルサイン(下記参照)
覚えておくと良い医療用語① Vital signs /ˈvaɪ.t̬əl ˌsaɪnz/ → バイタルサイン「生命徴候」といい、下記4つを基本項目としている。Vitalと略すことが多い。
- BT→ Body Temperature 体温
- PR→ Pulse Rate 脈拍(HRになっていることもある→Heart Rate 心拍数)
- RR→ Respiration Rate 呼吸、呼吸速度
- BP→ Blood Pressure 血圧
ラウンジがすごい
これらが終わるとつかの間のリラックスタイム。
同じフロアのラウンジはゆったりスペースがありました。
初日のご飯
治験中にはご飯を食べる際に時間指定がありました。
例えば「11時55分~12時25分」と言われたとしましょう。そうすると11時55分に一口目を食べて、最後の一口を12時25分に終える必要がある、という制限です。今まで気にしたことがなかっただけに、これが意外に大変でした。
初日はあくまでもチェックイン日ということで2日目からこの制限が始まります。
ご飯は冷凍のものを温めたものが基本でした。
「病院食で食べらるかなぁ」と想像していたよりは美味しいです。
時間制約がなかったのはここまで。
プリングルスには時間がかかれているのが見えるでしょうか。
「21時43分に食べ始め、21時58分に最後の一口」という意味です。
初日は最後のスナックから時間の制約が加わりました。
さあ、明日からが治験本番。
意外に疲れていたのか23時前には寝ていました。ぐっすり。
2日目
カニューレってなにゅーれ?
7時半ごろナースさんの声が聞こえ始め起床。
2日目から本格的に治験が始まります。
バイタルで検査を終えると、血液検査のためのカニューレ(下記参照)を左手に入れました。
これがちょいと痛い&違和感。1日で取ってくれるということで我慢、ぎゃまん。
覚えておくと良い医療用語② : Cannula /ˈkæn.jə.lə/ (カニュラ)→医療器具。呼吸を助けたり、血液を抜いたり、薬を入れたりするための身体にさし込む管。日本語ではカニューラ、カニューレと言われる。
いよいよ投薬
準備も出来、いよいよ治験の薬投与の時間になりました。
わたしの場合はお腹に注射を打つものでした。(とは言え一定の確率でプラシーボ薬のこともある、これは治験者には知らされません。)
「お腹に注射かぁ…」と思っていましたが、少々くすぐったいだけであっさり終了。
注射も〇時〇分と決められているため、「あと2分か…」と待っている間が一番緊張しました笑。
2日目のご飯
注射を終えてからの朝ごはん。
この日からは全ての食事に時間の制約が付きました。
必ず指定の時間に食べ始め、指定の時間に食べ終えなければなりません。
食べ始めるとこれが意外に難しい。
今まで急いで食べていたのかもなぁ…
飲み物も基本的に水のみになりました。
3日目
朝はいつもチェックから
3日目は朝のバイタルからスタート。さくっと終え、その後採血に。
左手についたカニューレが煩わしいと思っていたのですが、採血を終えると「管取りたい?後は明日の1回だけだから取る取らない選んでいいよ」と聞かれ、食い気味に「煩わしいから取ってください~~!」と回答。
カニューレを取ってもらい、だいぶスッキリしました。
3日目のご飯
ようやく朝食。朝ごはんの時間は少し遅めのため、お腹が空き空きです。
9時59分開始、10時19分に最後の一口。
いつも食べ始めてから写真のことを思い出すので、少し食べかけ笑。このトーストが癖になります。後3枚くらい食べたかった…!
このクッキーは「クッキータイム」というニュージーランドではポピュラーなクッキー。癖になる味です。
3日目は正直楽ちん
2日目に薬の投与も終わっていることもあり、3日目は経過観察がメイン。
ご飯を食べているだけで、本を読んだり、パソコンで作業をしていたりのんびり過ごせました。
ご飯の量が物足りないこともあるため「お腹空いたなぁ」と頭の中ではずっと思っていたり笑。
交流について、他の治験者もいるのですが、ご飯の時間がみな違うため話すこともなかったです。ベッドもカーテンで仕切られているので誰がいるやら。
話し相手は電話か看護師さんかくらいなので、話したい欲が溢れてきている3日目でした。
4日目(最終日)
ついに最終日
朝起きると「よしゃ!今日で終わりだ!」と晴れやかな気分。
自主的に参加しているとは言え、ずっと同じ場所にいるとちょっと疲れも出てきます。
ただいざ最終日になるとあっという間だったなという気分。
最終日には検査多めで、9時頃に下記を行いました。
心電図検査(ECG、Electrocardiogram)
尿検査
血液検査
バイタルサイン
「これが終われば帰れるよ~」と看護師さん。
最終日のご飯
無事に終わり、朝食へ。
最終日にはようやく食べ物の時間制約もなくなりました。ほっ。
朝食を終え、荷物をまとめ終わり。
治験はあとはフォローアップとして検査に数回行く必要があります。
ただ泊まりは終わったため、一安心でした。
持っていくと便利なもの
実際に体験してみて、海外の治験施設にもっていくと良いものを挙げてみます。もちろん施設によって違うため、あくまでも参考まで。
持っていくと便利なものリスト
・お風呂セット(シャンプー・コンディショナー)→タオルのみあった。
・ドライヤー→海外は自然乾燥派が多いため置いていないことが多い。
・パソコン→時間があるため、作業や動画を見れる。
・本→ゆったりとした時間が過ごせる。
・イヤホン・ヘッドホン→音楽・動画視聴には必須。
・充電器→意外と忘れやすい。
・コンタクト→予備は大切。
・パスポート(身分証明できるもの)→IDは忘れやすいので必ず確認しましょう。
洗濯機・乾燥機がついている場所もあるため、着替えも持ち込み過ぎずがベター。出来る限り身軽に、リラックスして過ごすのがベストだと思います!
まとめ
わたしの場合、3泊4日の治験でしたが、経験としては「こういう世界があるのか」と良い経験になりました。
海外での治験の場合、お金も悪くないので、その点も有難いなと感じます。
初めにも記載した通り、推奨するものではないので、参加の際には条件・リスク等確認した上で自己責任で取り組んでみてください。
というわけでニュージーランドで治験を受けてみた話でした。