こんにちは!ココイングリッシュ英語講師のだいちです。
ちょっとした機会がありまして、ニュージーランドで治験を受けました。
「え、海外で治験!?」
珍しいですし、少々怖い響きのように聞こえますよね?笑
もちろんリスク等の説明を受けて承諾して受けたものになります。
今回の記事ではニュージーランド・オークランドでの治験がどのように進んだか、体験談としてこちらのブログに残していきます。
準備編とクリニカルリサ―チ滞在編の二つの記事に分けました。
準備編では海外で治験を受ける理由や、受けるまでのスクリーニング等について綴っていきますよ。
こちらの記事は治験を推奨するものではありません。あくまで自身の体験談ですので参考程度まで。受ける方はリスクを理解した上で申し込みましょう。
なぜ海外で治験を受ける?
現在私はワーキングホリデービザでニュージーランドに滞在しています。
到着してすぐのころは「NZでの仕事は何をしようかな?」と職探しをしていたのですね。
そんな折、たまたま治験を募集している記事を見かけました。
「お?いいかも」
治験に申し込んでみようかなと思った理由はこちらです。
治験を受ける理由
- 「3泊の滞在でこの報酬はいいなぁ」→おそらく日本の治験の倍程度の金額
- 「まだ仕事も見つかっていないし、取り合えず申し込んでみるか~」→仕事探しの一環として
- 「海外で治験ってどんな感じなんだろ?」→そもそも治験を受けたことないし、単純に経験として面白いと思った
- 「仕事を休んでごろごろできるんじゃない?」→身体を休めて英語漬けになれる
- 「少しでも医療に貢献したいな」→医療発展のため
申し込みから1か月後に電話が来る
カフェでの仕事も見つかり働いていたある日、一本の電話が入ります…。
「こんにちは、クリニカルリサ―チ(治験)センターの〇〇です。」
あーっ申し込みしていたのを忘れてた…!
電話が来た時に気づきました。仕事は新人ですし、ニュージーランドもようやく慣れてきたころ、と毎日に必死だったんですよね。
すっかり忘れていただけに治験を受けるか迷ったのですが、まずは説明から聞いてみようと、お姉さんの話を聞くことに。
送られてきた書類を見て検討
話をしていると理にかなっている説明と、疑問点を全て払拭してくれるため、「信頼できそうだなぁ」と。
その後メールで治験のプロセスに関する書類を送って頂きましたが、そのボリュームは30ページ以上。
「いつ、何を、どこで、どれくらい、プラシーボはどれくらいの確率で投与、考えうるリスク、必要なこと、etc.」
全て事細かに記載されています。医療やら文献やら事細かに説明されているのは当たり前なのですが、何せ治験は初めてなので驚きでした。
英語の読み物としても興味が湧いていました…!
詳細を確認し「よし、受けてみるか!」と後日電話をし決定。
治験の準備 ~ワクチン接種&スクリーニング~
治験を受けるにあたってスクリーニング(Screening)を受ける必要があります。
スクリーニングとは事前検査のことです。
ここで治験を受けられるか受けられないかの適性を見る訳ですね。
電話で予約を確定し、招集された場所へ向かいました。
スクリーニング
写真でも分かるように施設は非常にきれいな雰囲気。
日本との違いを感じたのは看護師さんたちは雑談しながらカジュアルな雰囲気で働いています。
服装も私服のドクターが数人いました。
さて、スクリーニングでは2時間ほどかけて下記のことを行いました。
スクリーニングで行ったこと
- 身体測定(身長・体重)
- 血液検査
- 尿検査
- 血圧測定
- 心電図検査(ECG)
- 医者による問診&検診
1週間後にスクリーニングの結果が出て、参加OKの通知が届きました。
ワクチン接種
またわたしの場合、いくつかワクチン接種が必要だったため、肺炎予防やインフル等、3つのワクチンをスクリーニングと同日に接種しました。
治験の準備として、接種により治験報酬とは別途300ドルが支給されました(インフルは自費で受けようと思っていたのでラッキー!)。
治験は自主的に参加するもので強制ではありません。たとえスクリーニングを受けた後でも、治験前日だったとしても、気持ちが変わったらいつでもやめてOKです、とのことでした。
治験は英語でなんという?
最後に豆知識として治験は英語で何というか確認しておきましょう。
治験= clinical study (クリニカルスタディ), clinical trial (クリニカル トライアル)
こちらのセンターではみな共通してstudyを治験として使っていました。
いよいよ当日に
そんなこんなで準備完了!ワクチンで抗体ができる日になり、治験の日程を頂きました。
当日からの様子は次回「クリニカルリサ―チ滞在編」にて詳述します!