こんにちは。KOKO ENGLISH英語講師のだいちです!
この記事をご覧の方は英検1級(実用英語技能検定1級)の取得を目指している方が多いのではないでしょうか。
「英語を勉強してきた証として英検1級を取りたいなぁ」
「英検1級を取りたいけど、どこから手を付けようか…」
「英検準1級とれたし、次は英検1級を取りたい!
それぞれ色んな思いがあると思います。
今回はそんな英検1級の取得を目指している方に向け、
英検1級を1回で合格した学習経験、そしてコーチング講師としての英語指導経験から合格のために役立つ教材を紹介していきます。
合格の一助になりますよう:)
この記事はこんな方におすすめ:英検1級を目指している方、英検準1級・TOEIC900点以上を保持している方
はじめに:テキストは買いすぎない

はじめに伝えたいこととして、テキストは買いすぎない!こと、そして1冊1冊をやり切ることです。
英語学習者あるあるとして、色々なレビューを見ては「お!これもよさそう!あれもよさそう!」と目移りすることがあります。
テキストばかり増えていき、途中で投げては最後までやり通すテキストが少なくなりがち(私も経験あります笑)。
やはりやり終えるテキストが少ないと学習効果が薄くなってしまいます。
英検は4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)の試験と多岐に渡るため、気合を入れて買いすぎないように注意。
4技能ではありますが、一度にすべてのパートを練習せず期間を決めテキストを2~3冊に絞って学習していくと効率が良くなるでしょう。
大切なことはテキストを何周も回し、やり切ることです。
1次試験対策 ~語彙編~

語彙の強化は英検1級のかなめです。
合格のための土台としてしっかり入れておきましょう。4技能すべてのパートに影響してきます。

英検1級 でる順パス単

定番中の定番の英検1級単語帳「でる順パス単」。
非常によく英検1級の研究をしている単語帳で、これを全て覚えてテストに臨めば単語問題において合格点は取れるでしょう。
リスニングやリーディングでも多くの単語が掲載語の中から登場します。
逆に言えばそれだけ多くの単語がこの単語帳から出るため、このレベルの単語が入っていないと各パートに太刀打ちできません。
アプリは音声も聞け、テスト機能が搭載されているためとても便利です。
出る順で最短合格! 英検1級 語彙問題完全制覇

語彙問題の問題集。
パス単を行いつつ、単語の知識が定着しているかこちらで確認!
語彙問題の形式にもこの問題集で慣れることができます。
1次試験では単語の割合が高いため、問題集をこなしているか、いないかで大きく差が出てきます。
英語を英語で理解する 英英英単語 超上級編

こちらはパス単を完全に覚えて余裕がある方に取り組んで頂きたい1冊。
ここまで覚えることが出来れば、語彙にはかなり余裕が出るでしょう。
あくまで時間に余裕があればの話ですので、パス単を覚えきれていないまま次の単語帳に手を出さないように!
1次試験対策 ~ライティング編~

続きまして英検1級ライティングのおすすめ本について。
英検1級のライティング関連の本は色々あり数冊使っていましたが、こちらが一番使いやすかったです。
英検1級ライティング大特訓

英検1級ライティングのおすすめ参考書。
この参考書では文章の基本の型、フォーマットを初めに入れることが出来ます。ここが非常に重要。
ライティングを取り組む際に苦手な方は書き始めから躓きます。
「まずは何をしよう」と取り合えず書くよりも、基本の型が入っていることで余裕をもって内容に集中しライティングの時間を使えますよ。
応用もいれつつ様々なパターンの問題に取り組むことで「Introduction→Body→Conclusion」の流れに慣れていくことができるため、ライティングが苦手な方でも取り組みやすい1冊。
1次試験対策 ~リーディング・リスニング編~

続いてリスニング&リーディングでおすすめの本を紹介します。
後述しますが、英検1級ではベースの英語力を上げることが合格に大きく作用します。
参考書もチェックしつつ、英検1級レベルになるために日常的に洋書やニュースを見る習慣をつけることがおすすめ。
リスニング&リーディングでおすすめの本


リスニング、リーディングともにジャパンタイムズの「最短合格シリーズ」は使いやすいです。
英検の出題形式や傾向にしっかりと対応していることはもちろん、過去問に基づいた設問や音声スクリプトが豊富に収録されており「本番さながら」の練習ができます。
解説もなぜその選択肢が正解なのかとポイントを丁寧に解説してくれるため、間違えた問題からも確実に学びを得ることが出来ます。
英検1級を目指す方はぜひTEDやニュースを見る習慣を!

合格のための参考書も多くでていますが、英検1級挑戦レベルの方はぜひTEDやニュース記事、洋書を用いることを推奨します。
英検1級合格のためには全体的なベースアップが必要であり、日常的に生の英語に触れることがカギとなります。
ニュースや洋書を読むことで単語帳で覚えた単語にも多く出会うことになるだけでなく、英語で新たな情報を入れることが出来るため勉強していて楽しくなります。
洋書については「読みたい、読んでみたい」と思えるものを選んでみましょう。
興味がもてる洋書の方がモチベーションが続きます。
〇TED/カンファレンス〇
〇各ニュースサイト〇
CNN:https://edition.cnn.com/(アメリカ)
ABC:https://abcnews.go.com/(アメリカ)
BBC:https://www.bbc.com/(イギリス)
ABC:https://www.abc.net.au/(オーストラリア)
CBC:https://www.cbc.ca/news(カナダ)

アクセントの好みや雰囲気によってニュースは選ぶとよいでしょう。わたしはアクセントが好きでカナダのCBCを一番見ています。
1次試験対策 ~総合編・過去問を解こう~


続きまして、全体の総合対策についてみていきましょう。
全体の試験の流れや時間間隔を掴んでおくことももちろん必要です。
そうなると登場するのがお察しの通り過去問です。
嬉しいことに英検は3回分の過去問を無料で公開しています。やさしい。
英検公式サイト:https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/solutions.html
英検1級過去問を解くメリット3点
- 問題形式に慣れることが出来る(問題傾向・時間配分等)
- 自分の現在地を図ることが出来る(合格に向けて何点必要か)
- 復習することで総合対策が出来る
二次試験対策 ~スピーチ練習編~
英検の2次試験はとにかくスピーチの練習をどれだけできるかが合格のカギになります。
5つのお題の中からひとつを選んで2分間スピーチしますが、準備をしていてもかなーーーり焦ります。



準備して臨みましたが緊張で手汗が止まりませんでした笑
入念に準備をすることで少しでも緊張を減らせるはず。
おすすめの2次試験の面接対策テキストを紹介します。
英検1級 面接大特訓


二次試験面接対策本。
英検1級では日本語でも議論するには知識が要されるトピックが多く出題されます。
この参考書ではトピックに対する賛成意見・反対意見を多く取り入れることによって、2分間スピーチはもちろんのこと、その後の質疑応答にも柔軟に対応できるようになります。
収録されているお題も幅広く、様々なテーマで自分の意見を発する力がつくでしょう。
また、ハサミで切って使えるトピックカードがとにかく便利で「適当に選んで即興スピーチ!」という練習を行えますよ。これが効く。
おすすめです。


オンライン英会話を受講
テキストでスピーチのアイディアを瞬時に思いつく力を養いつつ、実践するためオンライン英会話の受講も行うと良いかもしれません。
1次試験合格後、2次試験本番までの1か月だけ受講という形を取ってもよいでしょう。
たまたまかもしれませんが、私が受講している時には英検1級の元面接官をしていた、という日本人の先生がいました。
毎回自分で選んだトピックのスピーチを作り、1次試験から2次試験の1か月で10回以上聞いていただき準備することができたんですね。
基本的にどの先生でも「英語のスピーチを作ったので聞いて欲しい/添削して欲しい!」とお願いすれば対応してくれる方は多いはずです。



英語講師をしていても、英語で話す機会を得るためにオンライン英会話を時々受講しています!
KOKO ENGLISHで英語コーチング



最後に簡単に宣伝させてください!
わたしが運営するKOKO ENGLISHでは個人英語コーチングを行っています。
TOEIC990点・英検1級の講師が目標に合わせ「何をするべきか、どれくらい行うべきか」お伝え。
英検1級を目指している方も現状の課題、弱点等に合わせ、負荷をかけながらコーチングさせていただきます。
興味がある方は「KOKO ENGLISH」「レッスン」ページをご覧ください。
英検1級合格を目指して
さて、英検1級合格のため個人的なおすすめを紹介させて頂きました。
いかがだったでしょうか?
教材は自分に合うものを選ぶことが大切です。書店で実際に手にしたり、「合わないなぁ」と思ったら思い切ってやめることも一つの手ですよ。
英検1級は難しい試験ではありますが、対策をして臨めば手に届かないものではありません。
長い道のりになるかもしれませんが、続ければ合格が見えるはず。
応援しております!





