イヌイットの口承詩「魔法のことば」 “MAGIC WORDS”を訳してみた

Magic words, inuit, イヌイット、魔法の言葉、口承詩
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MAGIC WORDS

In the very earliest time,
when both people and animals lived on earth,
a person could become an animal if he wanted to
and an animal could become a human being.
Sometimes they were people
and sometimes animals
and there was no difference.
All spoke the same language.
That was the time when words were like magic.
The human mind had mysterious powers.
A word spoken by chance
might have strange consequences.
It would suddenly come alive
and what people wanted to happen could happen—
all you had to do was say it.
Nobody could explain this:
That’s the way it was.

after Nalugiaq
Translated from the Inuit by Edward Field

魔法のことば


むかしむかしのその昔
ひとと動物がともに暮らしていた頃、
望むならひとは動物に
動物はひとになることができた。
ある時はひとに、
ある時は動物に、
そこに違いはなかった。
みなが同じ言語を話していた。
ことばが魔法のような時代だった。
ひとの心は不可思議なチカラを持っていて
ふと口ずさむことばが
ふしぎな結果をもたらすことがあった。
不意にことばは息を吹き
ひとが望むことが起こった―
ことばを口にすることだけで。
このことは誰にも説明はできなかった、
ただ世界はそうなっていたのだから。

訳:だいち@ココイングリッシュ
イヌイットの口承詩。口承文学は文字ではなく言葉で伝えられてきた文学のこと。この詩、シンプルながらも言葉の選び方や詩の雰囲気がとても地に足の着いた詩で大好きな一遍です。

昔、この詩を友人と訳したことがあり、それぞれの訳出した結果を比べるという遊びをしていました。言葉の選び方や、ひらがな・カタカナ・漢字をどう使うかを話し合うだけで、それぞれのこだわりが見え楽しい時間でした。

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