プロソディシャドーイングが上手くできない方へ|上達のためのコツをご紹介

プロソディシャドーイング上達のコツ。Prosodic shadowing
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こんにちは。だいちです。

みなさんはシャドーイングでの学習を取り入れていますか?

英語講師としてシャドーイングの指導をしていると「音源が速すぎて音についていけない」という話をよく聞きます

シャドーイング、速すぎてうまくできない…泣

確かに慣れるまでは難しいものですが、ちょっとしたコツを掴むことで上達しやすくなりますよ。

今回はプロソディシャドーイングのコツをご紹介いたします。

目次

そもそもプロソディシャドーイングとは?

プロソディシャドーイングとは何か、初めに確認しておきましょう。

シャドーイングには段階がありプロソディシャドーイングコンテンツシャドーイングがあります。

・プロソディシャドーイング (prosodic shadowing) = 聞こえた音声を遅れないよう繰り返し発音する学習方法。→音に集中

・コンテンツシャドーイング (content shadowing) = 聞こえた音声を遅れないように繰り返しつつ、意味内容の理解も行う学習方法。→音+意味理解

prosodicは「韻律」の意味。音のことを指します。

プロソディシャドーイングの効果として「聞いた音を繰り返し、音に集中して発音」するため「音声知覚」を鍛えることができますよ。詳しく違いを知りたい方は下記の記事もご参考ください。

プロソディシャドーイング上達3つのコツ

プロソディシャドーイング上達のコツ。ヘッドホンの画像。

それではプロソディシャドーイング上達のためのコツを3つご紹介いたします。

① ストレスでリズムを取る

英語は強い音と弱い音が繰り返されて英語的な音の波が生まれます。

この弱い音を弱く、が出来ていない方が非常に多いです。

シャドーイングではすべての音をはっきり発音するのではなく、ストレス(アクセント)の音をしっかりと発音する意識をもってみましょう。

意味の置かれる語をしっかり強く発音し、それ以外の機能的な語は弱くぼそっと発音してください。弱い音は曖昧母音が高い頻度で使われいます。

内容語と機能語について

  • 内容語 → 意味が置かれる語。名詞、動詞、形容詞、副詞などは。意味が置かれるストレス(アクセント)を置く。
  • 機能語 → 補助的な語。前置詞、不定詞、接続詞、冠詞、代名詞、助動詞など。アンストレス(ストレスを置かない)で発音されることが多い。

② 聞いた音をそのまま発音

シャドーイングの基本である「聞いた音をそのまま発音」

これが出来ていない方はとても多いです。

慣れていない方は「聞いた音」→「(頭の中で)この単語だ!」→「自分の発音」という流れで、自分自身が覚えている単語の音に変換して発音してしまうのですね。

自分の発音になると日本語感強くなり、音が増えがちになってしまいます(シラブル数が日本語と英語では違うため)。

あくまでも、聞いた音をそのまま発音するという意識をもってシャドーイングしてください。

③ 低倍速から始める

いきなり通常速度で行うと速くて音についていけないこともしばしば。

難しい場合には0.5倍、0.75倍、0.9倍と音源を低速にしたシャドーイングを行ってみましょう。

低倍速から始めることで音の精度もあがります。リンキングや弱形の音といった細かい音にまで意識が向きますよ。

徐々に倍速をあげていき安定したら、通常速度(1倍)を試してみてください。

おわりに

いかがだったでしょうか。初めは難しく感じるプロソディシャドーイングもコツを頭に入れ取り組めば安定してくるでしょう。

「聞いた音をそのまま」発音することがポイントです。頑張って取り組んでいきましょう。

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