洋書を読みたい!でも途中で挫折する、積読状態、1ページ目で辞めた、という方は少なくないのではないでしょうか。
読みたい気持ちもあるし、洋書を買ってみたものの…
周知の事実ですが、英語で本を読む力がつくと、リーディング力も大きく向上しますし、情報を得ることにも役立ってきます。
「分かっているけどなかなか読めない」という方におすすめすることは、すでに日本語で読み終えた小説を英語で読んでみるという方法です。洋書読み切ることが出来なかった私が、普段洋書を読むようになったのは、このやり方を実践してからです。今回はそのメリットをご紹介していきますよ。
洋書を読むのは疲れる?
まずは洋書がなぜ読めないのか、について考えてみましょう。
私の体験談ですが、大学時代とにかく洋書が読めませんでした。
知らない単語を辞書で確認し「うんうん、なるほどね。」と思った次の行には2つも3つも知らない単語や表現があり、また繰り返し。読み始めは「読みたい!」という気持ちがあるのですが、2,3ページ終わる頃には疲れ果てていました。
辞書を調べ着実に読み進めることは非常に良いことです。これは間違いありません。
ただその当時は「あきらめずに読んでれば読めるようになるよ」という誰かの言葉は私には当てはまらず、結果読み終えることが出来ませんでした(それを何回繰り返したことか泣)。単語力も足りなかったことは否めません。
洋書を読むことが出来ない理由としては下記が挙げられます。
- 単語力・文法力が足りていない
- 次のページにはストーリーを忘れてしまう(負荷が高すぎるため)
- 調べる作業が多すぎる
- 読書は楽しいものなのに段々苦痛に変わってしまう
その後、分からない語が多いながらも読み切ることが出来たのが、日本語ですでに読んだことがある小説の英語版でした。
知ってる小説を英語で読む3つのメリット
さて、日本語ですでに読み終えている小説を英語で読むメリットを大きく3つ見ていきましょう。
① ストーリーから外れない
読むことを投げ出す大きな要因として、内容が分からないシーンが続き、ストーリーを追えなくなってしまう事があります。
すでに読み終えた小説であれば、英語で分からない表現があったとしてもストーリーから外れることはないため、「後で調べよう」と後回しにしたり、「取り合えず読み進めよう」という意識で進められます。
私自身も多少分からない表現があっても次にいくようにしていました。
② 日本語と英語の言い回しの違いを体感できる
名言や心に響くセリフ等を「こういう表現で表すのか!」と言い回しの違いを体感できます。ストーリーが分かっている状態のため、英語のフレーズも頭に残りやすくなりますよ。
原作の表現やタッチを損なわずに物語の雰囲気を出しており「翻訳者すごいなぁ」といつも思います。
③ 英語で本を読み切る感覚を得られる
既に日本語で読んだ小説であっても「英語の小説を読み切る」という体験は自信につながります。2~3冊読み終えると、「英語で読み進める」という感覚が強くなるため、今まで読めなかった本も読めるようになってきます。
いきなり好きな作家の洋書を読むことももちろんOKです!ただ、私のように挫折した方のためのステップアップ方法が今回のやり方でした。多読にも繋がりますよ。
読書をする際には英単語の学習も並行して行いましょう!単語の学習を行っていると少なくとも「初見ではない単語」を増やすことが出来ます。何となく意味を知っている語も小説や記事の文章で見ることでイメージが付きやすくなりますよ。
読書は楽しい
多少の負荷であれば構いませんが、多くの人にとって洋書は高すぎる負荷になりやすいです。まずは1冊を読み切る、という初めのステップとして今回のやり方を試してみてください。読み進める感覚がつくと内容に集中でき、新たな世界が開けますよ。
Have a good one!