こんにちは。KOKO ENGLISH英語講師のだいちです。
英語学習をしていると「シャドーイング」「オーバーラッピング」という言葉を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
勿論知っていますし、毎日シャドーイングしていますよ!
難しいけどオーバーラッピング続けてます~
実際に日々の学習で行っている方も多いかもしれませんね。
KOKO ENGLISHでもリスニングに効果を上げるため、日々の学習として行って頂いています。
ただこのシャドーイングとオーバーラッピング、受講生に限らず混ぜて何となく行っている方が少なくありません。時間を取って学習しているのに、これだと効果が落ちてしまうのですね。
学習の効果をあげるためにも、今回はシャドーイングとオーバーラッピングの違いについてお伝えしていきます。
シャドーイングとオーバーラッピングの違い
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シャドーイングとオーバーラッピング それぞれの違いとは…?
それでは英語学習法、シャドーイング(Shadowing)とオーバーラッピング(Overlapping) の二つの違いを見ていきましょう。
比べてみると違いが見えるでしょうか。どちらもリスニングに効果があることは間違いないですが、音声に対して遅れがあるか・ないか、が大きな違いです。
シャドーイングは聞こえた音を処理する力(音声知覚)がつくのに対し、オーバーラッピングは音声と同時に言えることを何度も練習することで細かく聞ける音を増やしていきます。
続いてシャドーイングとオーバーラッピングで間違っている時に起こるパターンを見ていきましょう。
シャドーイング間違い練習パターン
シャドーイング (prosodic shadowing)は聞こえた音を音声に遅れないよう素早く繰り返し発音する学習方法ですが、間違って練習しているパターンを見ていきましょう。
下記に当てはまる方は正しくシャドーイング出来ていない可能性が高いです。
シャドーイング間違いパターン
- 同時に発音してしまっている
- スクリプトを見すぎている→初めは簡単に見ても良いですが、基本的にはスクリプトなしで行うとbetterです。
- 音声より早く発音してしまう
- 音声より4~5語程度遅れて発音している
- 自身の発音が速くなったり、遅くなったりと速度が変わる
シャドーイング(shadowing)は、流れる英語の音声から0.5〜2語程度遅れ、影(shadow)のように追いかけて発音。聞いた音を口から出すことがポイントです。
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オーバーラッピングの間違えパターン
続いてオーバーラッピングの間違えパターンを見ていきましょう。オーバーラッピングを練習しているつもりで下記に該当している方は間違ったやり方の可能性が高いです。
オーバーラッピング間違いパターン
- 音声より速く発音してしまっている
- 音声より遅れて発音してしまっている
- スクリプトを見ていない→練習を重ねて完全に音まで覚えたら、仕上げとしてスクリプトを見ずに出来るようになるはもちろんOK。まずは見ながら言えるようになりましょう。
- 音声と同時に発音をはじめても、最後が合わない→音声変化があっていない可能性大。
- 自身の発音の速度が変わってしまう
“overlap”は「重ねる」「重ね合わせる」の意味。同時に発音することで言える音を聞ける音にしていきます。またフレーズ定着にも有効です。
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何となく出来ている、で効果が薄まる
紹介した間違えパターンに当てはまる場合には、ぜひやり方を見直してみてください。
難しいのが「よしっ!違いも分かったしこれで出来ているはず」と思っていて練習を進めていても、意識してもズレて練習してしまうことがあります。気づかない箇所はチェックしきれませんよね。
そんな時に英語コーチをつけることも一つの解決策で客観的な視点が入り、正しい英語学習法で続けることができますよ。
KOKO ENGLISHにおいても英検1級・TOEIC990点講師が英語コーチングを提供しておりますので、気になる方はぜひこちらのページもチェックしてみてください。無料体験も行っておりますよ:)