こんにちは。だいちです。
タイトルにもある通り今回は100年前の英語の教科書の話です。
祖父が物置を整理していたところ、曾祖父が使っていた(と思われる)英語の教科書が見つかったそう。
話によると曾祖父、ひいおじいちゃんが第2次世界大戦よりも前からアメリカに行き数十年滞在し、日本語よりも英語が堪能な方だったそうです(全く知りませんでした)。とにかく本が大好きな方だったそう。
少しは語学の血を引いているのかな!と思った次第です。
そんな曾祖父が残していたものが祖父の物置から見つかり、見せて頂きました。少しですが写真を撮ってきましたよ!それではご覧ください。
明治時代の英語の教科書
物置から見つかった本がこちらです。100年以上前の本ということもあり年季が入っていますね。
100年前の会話の参考書
日本語よりも英語の方が読みやすい不思議。漢字も旧漢字が多いですね。100年も経つと時代は大きく変わるのだなと感じます。
100年前の教科書
次にもう1冊の”Practical English Lessons”はこちらです。
注目していただきたいのは左下の文章。
Why don’t they speak English? – They are afraid of making mistakes. One who is trying to master a language should not be afraid of making mistakes. “One who never made a mistake, never made anything.”
なぜ彼ら(日本人)は英語を話さないのですか?ー 日本人は間違いを恐れています。語学を習得したい人は間違えることを恐れてはいけません。 「なにも間違いを犯さないひとは、なにも成し遂げられない」。
100年前にも間違えることがみな嫌いだったんですね。これはもう日本人の気質なのでしょうか。
この文章には同意で、間違いをすることで新たな発見がある、と考えている派です。
こちらは右上の文章を見てみましょう。木造住宅ばかりだった時代背景が反映されています。
Is it a good place to live in? – Yes, but the only drawback is the frequency of fires. If there were no fires in Tokyo, it would be a better place to live in.
(東京は)住むのに良い場所ですか?ーそうですね。ただ欠点は火事の多さです。東京に火事がなければ、より住みやすい場所になるのにと思います。
発行は明治34年。1901年と120年前の教科書です。文部省検定済み、中学校教科用書と書かれていますね。
おわりに
いかがでしょうか。昔の本って古いのに新たな発見がありますね。
わたしたちが今読んでいる本も100年も経てば、不思議な本に変わっていくのかもしれません。明治時代の人に「スマホやパソコンで英語が勉強できる時代が100年で来るよ」といっても誰も信用しないでしょうね。
数百年後の英語学習の世界が見てみたいなと素直に思います。ドラえもんが必要ですね。